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ろっくす超大特選盤



フォガット
フォガット
1972/6


それはもうフェラ・クティ師のように世直しを目標としながら同時にファンク道を突っ走るつ、物凄いお方もいらっしゃいますが、
何も音楽を志す者、皆がそうでなければならんつうことはありませぬ。

「お前たち、思い上がるんじゃ無いよ。私たちは芸人じゃないか。所詮河原の流れ草。芸で世間様にお返しするんだよ。いいかい。」

「はい。」

「さー、お客様。色々と大変なことはございますでしょうが、拙い芸ではございますけど、
今日ばかりは全部忘れて私たちの唄と踊りで存分にお楽しみ下さいまし。」
by坂東京山in新必殺仕舞人(再放送終わっちゃった)。

そうです、人にはそれぞれサダメ有り。出来る、そしてやりたいことを心底やって、それでお役に立てればこれ幸い。

1970年代の初頭、かの欧州は英吉利で南蛮渡りの音楽、ブルースがそのブームの終焉を迎えようとしておりました。
中に四羽烏と呼ばれるバンド有り。そのその一つ、サヴォイ・ブラウンと呼ばれる衆にも重大なる事件が勃発してしまいましたんだよ。

「お頭、いくらお頭だからって言って、そんなあれあれこれやれって勝手なことばっか言われたんじゃ、いくらこの商売が好きでもやってられませんぜ。
やめさせてもらいまっさ。なあ、みんな。」

「んだんだ。」

「何をー、てめえら。誰のおかげでここまでやってこれたんだと思ってるんでぇ。こっちこそおめえらみてぇな半端もん、こっちからお断りだ。
もー、金輪際、弟子でも師匠でもねえ。今すぐここから出て行きやがれ。顔も見たくねぇ。」

大変です。バンドのお頭、キム・シモンズさんを残して残りの若い衆3人が出て行ってしまいました。
さあ、我がままなお頭は、顔が効くんでこの際ほっといて、残りの若い衆。血気にはやってます。

「あー、頭に来た。こうなったらぜってー成功してやる。目にモノ見てろよ。なあ、みんな。」

「んだんだ。」

勢いに任せて大西洋の大海原を渡ってしまいました。ポケットには行きの船賃だけ忍ばせて。
辿り着いたは新大陸亜米利加。もうお金は有りません。困ったヤツラは徒歩でとぼとぼレコード会社を探しに歩いたよ。
そして「もー、限界。もー、歩けねー。誰か水・・・・」
と辿り着いたは奇しくも亜米利加一顔の長い男、トッド・ラングレン兄さんの家。

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「おめーら、いったい誰だ?それにまー、そうしたんでえ、その風体。ま、いいからウチの中に入れ。飯ぐらい喰わせてやっから。」

「嗚呼、ありがてぇ。そーゆーあんさんはいったい?」

「そんなこたぁあとあと。話はじっくり聞いてやるから。まずは飯喰え飯。」

ばくばく

「あー、美味かった。九死に一生。このご恩は一生忘れません。貴方はいったいどないなお方なんですか?」

「俺か、俺はロックつうつまんねえ代物をやってるただの野郎さ。」

「ロ、ロック!俺らも俺らも中島らも。」

とゆう嘘みたいなここで作ったお話で、縁が出来、見事当地ベアズビル・レコードとトッド兄さんの仲介で契約出来たよ。

「トッド兄い。このお礼は音で返したいと思いやす。どうか私らのお頭になってレコードを作って下さいやし。」

「まあ、待て。おめえらはここに来たばっかで知らねえだろうが、ここの音楽は、のほほーんうははーんポカポカーなんだよ。
おめえらのそのガシガシなブギーを録るにはちと違うと思うんです。
この際、もう一回、国に戻って思う存分やってこいや。船賃は俺が出してやる。出来たらまた戻ってきたらいいじゃねえか。」

「なんとまーこれはありがたいお言葉。さすが世に聞こしまします世間では我がままと思われてますが実は人格者のトッド兄い。
では、早速舞い戻って極上のブギーをば・・・」

「口上はもういいから早く行け。」

「へい。」

・・・・・・・・・

そんな訳で国に舞い戻った三人。思い描く理想のブギーを実現さすため作戦開始。

まずはもう一人、ギタリストいるべなあ。

元ブラック・キャット・ボーンズの猛者、ロッド・プライス君をお安いプライスでゲットしました。

録音する場所と録音お頭いるよなあ。

親切な人の紹介でド田舎にあるロックフィールド・スタジオに出向き、うってつけの人と出会いました。
その人の名は、

デイブ・エドマンズまんず。

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剣の舞を踊りながら登場。

「何や、おめーら。ブギやりてぇんだって?ワタシにまかせなさーい。ほれ、そこで演奏せ。
バッツグーンのやつ作ってやっからよー。」

頭の中、???マーク点灯するも、演奏始めたらもー何もかも忘れて、やれ歌うは踊るは弾くはわめくわ、
いつのまにかアンディ・フェアウェザー・ロウっつう兄さんたちもどっかで参加しててりしてなんかして

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あっとゆうまに終了。

「ヴェリ・ナーイス。ちょっと待っててね。

ほれほれほれー。あ、ちょっとトイレに・・・・今朝喰った鯖の味噌煮缶詰が・・・
誰かその間、代わりにやっといて。」

どこからやって来たのか、その間、のちにメンバーとなるニック・ジェイムスンちゃんがミックスに参加。

「あー、腹痛かった。
あ、うまくやったようだね。で、
そうこうして出来ました。いかがでしょう?」

聴いたメンバー、ぶっ飛んだ。

「こ、これがあの伝説と噂に聞くロックフィールド・サウンドかーーー!!
燃やしても燃やしても燃えないタフな薄茶色の紙の焦げた匂いがするぞ。
塩辛味だ、これこそロックだ、これこそブギな音だあああ。」

あわあわと口から泡を飛ばしながら、スタジオ前で記念写真を撮りーの、
土下座してお礼を言いーの、とっととお別れして、テープを持ってトッド兄いのもとにはせ参じ、

「これが我らのお礼です。どーか受け取って下さい。」

「えーと、おめーら誰だっけ?あ、それマスター・テープ?そりゃちょうどええ。
ベアズビル、まだ新会社だからカタログ充実させる為に出しちゃおう。」

「え?聴かなくていいですかい?」

「だいじょーぶ、だいじょーぶ。売れるヤツはほっといても売れます。」

とまあこんな感じであろうと想像いたしますフォガットのデビュー、
その1st、結果は全米最高位127位だったけど、何はともあれチャートインしたじゃん、
大陸に腰を降ろし、根を張り、

ブギー道を北から南、東から西に伝播すべく、4人の若者、ここに決起したり。

これがフォガットだ。参ったか!!

これがなかなか。参らない国なんだよ、亜米利加ってば。
迷声の殿堂目指し、全米諸国漫遊、ここに始る。


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(山)2009.4.2

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フォガット(K2HD/紙ジャケット仕様)

Foghat


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Foghat- Trouble, Trouble
http://www.youtube.com/watch?v=l6gf3bmhnuM


Foghat Maybelline
http://www.youtube.com/watch?v=l2X1RAgMdXg


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ろっくすフォガットのページ

資料

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English Version

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