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ろっくす超大特選盤


 


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↑スペイン1972盤

インナ・ブロークン・ドリーム
パイソン・リー・ジャクソン
1972/5/27


思い出したのだ。

「そう言えばこの声・・・どっかで聞いたことがあるなあ。
ウチの倉庫のどこに有ったかオメェ知ってるか?
あ、知らねえか。やっぱりなあ。で確かに有ったぞ。」

「何をブツブツ言ってんですか?先輩。」

「ほれあのロッド・スチュワート。アイツのやってたレコードのこと。」

「ロッドってあのロッドすか。
そりゃ是が非でも探さにゃあかんすよ。
手伝いますから。早く早く。」

どやどやどやどや。

「おお、これこれ。見つけた。
おい早く上に電話電話。
すぐに出すぞ。これでやっと給料が貰える。」

てな。
そうとしか思えんふしがあります。
マギー・メイの超ヒットで一躍金髪がお好きなスーパースターになったロッド兄貴。
それから半年あまり経ってからのことで。

本人も忘れてた過去。
忘れたかったら言わなかったのかもしれん。
いまさら出しても金にならんから言わなかったからかもしれん。

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↑スペイン某年盤

インナ・ブロークン・ドリーム
IN A BROKEN DREAM

パイソン・リー・ジャクソン
Python Lee Jackson


1965年にオーストラリアのシドニーで
歌手のフランク・ケニングトン氏、ギターのマイク・リバー氏
二人の英国人によって結成されたバンド。

翌1966年初頭、フランクさん国に帰り、
3月に歌手兼鍵盤でデヴィッド・ベントリー氏加入、
その後はメンバー交代もうわけのわからんほどごちゃごちゃ、
カバーでシングル・デビューをしたあと一旦解散、
メンバーはそれぞれ勝手に活動したんだが
パッとせず
1968年10月ごろ
みんなで英国行きを決意、
再び
パイソン・リー・ジャクソン
として力を合わせてやってみんべと。
で地下クラブとかで地味にライブ行脚してたところ
とあるライブをあのこの人に目をかけられたらもうヤッタねな
BBCのDJ、伝説のジョン・ピール氏に気に入られ
レコードを録音することになったのだ。
そのセッションがこの

1969年4月

IN A BROKEN DREAMセッションでございます。
デヴィッド・ベントリー氏作
3曲分。
だがどうも肝心なベントリー氏のヴォーカルが弱い。
それは自分らも承知で、どないしよ、でも何とか花のロンドンでデビューしたい、
この機会を逃したらいつになるんだか
の瀬戸際で
えええい誰か呼んじまえ、うまい奴を!
との苦肉の策で招聘したのが

第一期ジェフ・ベック・グループの2作目アルバム「ベック・オラ」が1969年6月アメリカ発売、
ロッドがグループを辞めたのが7月ですからその直前。

24歳。

けっこう名は知られていたとは思うんだが。
「トゥルース」は米最高位15位、「ベック・オラ」は米15位、英39位。
歴史的ハード・ロック古典アルバムでのあれだけの歌唱をして。
んでも一般世間ではまだ無名とみなしたか
ただの田舎者の無知か
手柄をかっさらわれてしまうのが嫌だったのか

とにかく単に有名人呼んで乗っかったんでは無いことは確か

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何しろ当初はノンクレジットです。
完全にトラで呼んでギャラでロッド兄貴は愛車のシートカバーを新調したんだとさ。
とは言え
愛車のシートがかかってますから
ロッドさん手を抜くことなんかいたしません。
渾身の歌唱。

そしてベントリー氏、一世一代の曲。

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↑スカンジナビア1977年盤

http://youtu.be/IvUEzrQBSeo




ギタアあああ

Every day I spend my time
 毎日、俺は時を潰してる

Drinkin' wine, feelin' fine
 ワインを飲み、気分最高

Waitin' here to find the sign
 ここで待ってる
 何かしらのサインを見つけるために

That I can understand
 俺に理解できるサインを

yes I am
 そうさ


In the days between the hours
 日々、時の狭間

Ivory towers, bloody flowers
 隠遁生活象牙の塔てか、血まみれの花々

Push their heads into the air
 そいつらのド頭をその辺にぶち込んでしまえ

I don't care if I ever know
 知ってるか知らないかなんて知ったことじゃない

there I go
 さあ行くのだ


Don't push your love too far
 愛をそんなに押し付けるな

Your wounds won't leave a scar
 お前には傷跡なんて残らないんだから

Right now is where you are
 今だろ、お前の居場所は

In a broken dream
 破れし夢の中で


Did someone bow their head?
 誰が言うことを聞いたって言うんだ?

Did someone break the bread?
 誰かが飯を喰わせてくれたのか?

Good people are in bed
 善人は寝ているもんだ

Before nine o'clock
 9時前にはな


On the pad before my eyes
 目の前の便箋で

Paper cries, tellin' lies
 紙が叫んでる、嘘をついて

The promises you gave
 お前がした約束だな

From the grave of a broken heart, hmm
 絶望の墓から掘り出した約束
 うむむう

Every day I spend my time
 毎日、俺は時を潰してる

Drinkin' wine, feelin' fine
 ワインを飲み、気分最高

Waitin' here to find the sign
 ここで待ってる
 何かしらのサインを見つけるために

yes I am, oh
 そうさ
 おうおうおう

ギタアあああああ

I sit here in my lonely room
 俺はここで俺の孤独部屋でぶっ座ってる

ギタアあああああ

Don't push your love too far
 愛をそんなに押し付けるな

Your wounds won't leave a scar
 お前には傷跡なんて残らないんだから

Right now is where you are
 今だろ、お前の居場所は

In a broken dream
 破れた夢の中で

Right now is where you are
 今だろ、お前の居場所は

In a broken dream
 破れた夢の中で

And don't you forget what I say
 俺の言うことを忘れてしまうってのか

hoo, hoo
 ふーーううう
 ふうう

Ivory towers, bloody flowers ....
 象牙の塔てか、血まみれの花々・・・



絶体絶命の崖っぷちバンドの心情がいささかも隠す事無く叫ばれる。
身も悶える
私はこの歌を聞いてショーケンが唄ってもさぞかし・・・
と思いました、
傷だらけの天使。

そして何とこのセッション録音は一旦お蔵入り。
さすがに思い直して1年と半年後
悪のミッキー・モスト社長組のプロデューサー、ミキ・ダロン氏によって再体裁整えて

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↑英1970年盤

1970年10月発売。

これが
さっぱし売れず。

何でや?

そりゃ誰もロッドが唄ってると思ってないやから。
この期に及んでレコード会社も何でロッド・フューチャリング押ししなかったかねえ。

でともかく
マギー・メイです。
冒頭のやりとりがあったかどうか
満を持して
よりマギーしてたアメリカで先に発売

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1972年5月27日94位初登場、
以後
93-83-79-69-66-60-(7/15)56-56-(7/29)57位。
最高位56位。10週。

と古いと思われたか、古いとこれを思うかねえ
微妙なヒット。

むしろ
まったくレコード会社ってのはいつの時代もトンチキで
遅れて発売の本国イギリスでロッドがどんなに人気が有ったか知らんのか

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↑英1972年盤

英、唯一のヒットで、
1972年9月15日再発売、
9月30日49位初登場、
以後
(10/7)18-9-6-(10/28)3-4-7-12-24-29-(12/9)36-(12/16)48位。
最高位3位、12月16日48位まで通算12週。

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↑ドイツ1972年盤

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↑ドイツ1975年盤

しかるべく大ヒットとなりました。

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↑オランダ1976年盤

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↑オランダ1976年盤

バンドも今度こそ死にそうになってたところ墓から掘り出て
新録して
同名アルバムをリリース。

ロッドとのセッションを今度こそ目玉にしたんだが・・・・

売れず。



Python Lee Jackson

side A

1. In A Broken Dream
Vocals – Rod Stewart 3:40

2. Boogie Woogie Joe 4:30
http://youtu.be/7zh2BiRFQVY


3. Doin' Fine
Vocals – Rod Stewart 3:55

http://youtu.be/D2iSi_I-VlI


BY Roy Stephens

4. Sweet Consolation 4:10

5. The Blues
Vocals – Rod Stewart 4:15
http://youtu.be/ghRdv0bDKTg


side B
1. Turn The Music Down 3:00
2. If The World Stopped Still Tonight 3:05
3. Your Wily Ways 3:20
4. If It's Meant To Be A Party 3:20
5. Second Time Around The Wheel 4:50

Credits
Keyboards – David Bentley
Guitar – Gary Boyle, Mick Liber
Bass – Tony Cahill
Drums – David Montgomery
Saxophone – Bruce Johnson
Composed By – David Bentley
Backing Vocals – Sue & Sonny
Vocals – The Bones
String Arrangements – Tom Parker
Engineer – Dave Hunt, Larry Bartlett
Producer – Miki Dallon

何故、ロッド兄貴を雇ったかはシングルB面にもなってるA2のブギ・ウギ・ジョーを聞かば一目瞭然。
残りの兄貴歌唱の2曲は「Doin' Fine」はファンキー・ロッキン、
「The Blues」は、はいブルース。
曲は大したことねえすが
偽ジェフ・ベック・グループみたいすが
何しろ歌は最高、
まだシャガレきる前の一番いいころの一瞬、
今となれば
あとになればそれを思い返すは必定、
何より兄貴自身が

1992年47歳
何と嫌がらせのようなスーパーメンバー
デヴィッド・ギルモア師とジョン・ポー・ジョーンズ師と共に
演奏完コピで再録だあ。

http://youtu.be/TQ1m0SiZCy4


比べますか?

(山)2014.5.29

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ろっくすロッド兄貴のページ

資料

英語資料

English Version
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閲覧ありがとうございます。
僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸い、CM込みで見てクリックしてお聞きくださりませればお駄賃になりましてなお嬉しです。
よろしくお願い申しあげます。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA


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