ろっくす超大特選盤
*朝食バンド、スーパートランプの初ブレーク作品がこの3作目「世紀の犯罪」です。70年にデビューして2作のアルバムを出すも見事に大コケ、3年あまりの研鑽の時を経ての再スタート。中心人物のホジソン氏、リック氏以外のメンバーが入れ替わってます。プロデューサーはケン・スコット、ボイのスペース・オディティ、エルトンのホンキーシャトウのエンジニア。英国センス親方だ。それにしても前2作の月並み辰巳な言い方で言えばダイヤの原石状態だったものがいきなりのこの完成度、驚くべきことです。剣道特訓、ボクシング特訓、雪山でぶらさげた5円玉目指して投げ込み、座禅など血のにじむような修行をしたのかしら。正に開眼です。ヴォーカルはリック氏とホジソン氏、男ぽいゴツゴツしたやつと女々しい泣き節とゆうロックバンド黄金組合せ。他にこのタイプとしてはファイアフォールがいたな。その他にいたか。ははは。あ、小沢君がいた。3曲目の「貝殻のひとりごと」で既に後年の大成功が約束された例のサウンドが登場。甘くなり過ぎない泣きで一緒に泣きます。2人の頑張りもさることながら新メンバーも力ももちろん大きくてカチッとささえるリズムセクション、それとラッパ担当のジョン氏、この人の演奏が効いてます。ちょっとジャズぽいとこがこのバンドをプログレから外していくー。そうです、この当時このサウンドはプログレなのかしらポップなのかしら何なのかしらとジャンルが重要だったロック・シーンで一人孤独状態に。大ブレークすることなく、ま、さすがにこの完成度ですから支える人はちゃんと支えるとゆう感じでしばらく頑張ることとなります。私は来日時のNHKヤング・ミュージックショー見てやられました。見つけたら律儀にちゃんと音楽をやるこれこそ英国バンド、スーパートランプ。このアルバムは30年経ってもまったく古くなることはありません。スティーリーダンが英国で生まれたらこうなっていたかな。いきなりここで幻想の摩天楼ですけど。朝食からのファンの人ここまでさかのぼって損は御座いませんのことよ。ほんとだよ。 (山)2003.08.07 |
![]() ドリーマー、そして貝殻のひとりごと スーパートランプ 1975 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ![]() ベリー・ベスト・オブ・スーパートランプ Crime of the Century ![]() Supertramp - Dreamer (Studio Version) 1974 http://jp.youtube.com/watch?v=KMN4OdYT5oE 。 クライム・オブ・センチュリー スーパートランプ 1974/9 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ![]() Supertramp - Bloody Well Right (Studio Version) http://jp.youtube.com/watch?v=f-K7zO3VIl0 . |