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ろっくす超大特選盤


ホンキー・シャトウ
エルトン・ジョン
1972/5/19


70’sは暗黒の10年とか、つまんねー10年とか言われてました。
ほれ、イーグルスがカリフォルニア旅館でもう魂は無くなって抜け殻だてな具合に唄ったように。
実際はとんでもない。
今だにこうして讃えても讃え切れないほどの素晴らしい音楽だらけの十年でありますことは言うまでもありません。
それなのに何でそんな風に言われたのか。
それはムーヴメントが無かったからです。ヒッピー・ムーヴメントとかサイケデリック・ムーヴメントとか。
70’sってのは個の時代。点。
とてつもなく異能の人がどでかくそれぞれ孤独に自分の音楽を。
それはあまりにも個性的で皆一代横綱でした。
継承者無き者共が主流になっちゃったんです。
しかもその個性は生易しいものじゃございません。
時間をかけて徹底的に極められた。
廻りもそれを許し、それが善しとバックアップする体制も万全。
サブの人たちもまた継承者無き極付けの人たちだったからです。
それで
彼らの創作ピークが山を越えた時、
レコード会社の連中は、また再びそんな異能の者を探し、世に放ち、
我々も支持すれば良かったんすが、
そのまま音楽は永遠、そして新鮮、
何故なら個性はいつの時代でも唯一だから。
それがそうはなってない。
ロックは無くなってソウルも無くなって。
それはえらく大変だったからからだな。
売る方にとっては、
一人一人、海のものか山のものかわからんミュージシャンを発掘して育てるのはひどく厄介、
売れたら売れたで他にいない存在ですから。
契約金は高くなるし、ましてやいつ落ち目になるかわからん、それが回収出来るか、
ましてやCDになったりダウンロードになったりデータは無料でネットをかけまわり
音楽でお金を稼ぐことが難儀になってるのが基本、
加えて底無し不況、
中小のレコード会社は立行かなくなり、合併の嵐です。
でかくなれば
流れを支配することが出来る。
守りに入り、来年の計画を立て、それに合った音楽をするものをスカウトし、リリースす。
そんなこんなで女性歌手は皆半裸で腰を振ってうぎゃおうこねこねと叫んで
野郎は、ごんちゃごんちゃとラップぶつぶつ言い、
適当に生っぽいロックみたいなのも出して、
出来るなら超大物になる前にみんな消えてね、ギャラ上がるから。
そんな風にして

The Day Music Die.....

そんなことわかってるはずで。関わってるものは皆。
それでも止められないんだから怖いよ。
で、
そこで立ち上がるべきは、かつて異能の人として世に栄華を誇った70’sの超人たちだと思います。
既にお金いっぱい稼いでるんだから。
まだバリバリ現役ならいざ知らず、声が出なくなったのなら、曲が湧いてこなくなったのなら、
とっとと引退してレコード会社創り、
その発言力でとんでもねえ海の物とも山の物ともつかぬ連中をサポートして勝手に出してみやがれ。
相撲だって野球だって競馬だって親方コーチ調教師いるだろが。
それでも何かと大変なんだから。

音楽芸能世界はやっぱプロレスに近いのか、なかなか現役引退出来ず。
それはスポットライトの快感って言うのが、経つことが不可能なくらい魅力的なものだからでしょうか。
つか
それだけ成功に至るまでの苦労が並大抵のものじゃ無かったってことだとは思う。
自分でもうまく行くかどうかわからんほどのヘンテコだったから。
しかしだからこそその世界に恩返しして貰わねばならないです。

これは、
実は音楽界だけのことじゃなく。20世紀の成功者にみな言わねばならんこと。
偉大なる足跡を残したはそりゃもう認めます。
だから
最後の最後まで燃え尽きるまでやられては欲しいけど、
それでは残りは残された宝と焼け野原だけ。焼け野原じゃその宝を守る屋根も無くなる。
是非、
燃え尽きる前に、後のものが存分に暴れられる体制を、睨み効かせて作ってくれ。
自分が超えられてしまう悔しさをはねのけて。

と思わざるを得ない一番の張本人の一人、
70’sの大巨人、超異能の人が

エルトン・ジョン

その個性が一部の支持者だけだったらそれなりだったものを、
一挙にブレークしてそれこそが善しとなった問題の名盤が

ホンキー・シャトウ
Honky Château




1972年5月19日初。
アメリカで初めての彼のナンバー1獲得アルバムです。
そのヘンテコさ、つまり周囲に誰もこんな風に出来るものがいないって意味で、
筆致に尽くせません。
そしてそのヘンテコさがたまらなく良かったのも、結果がそれを物語り、
歌が物語ります。

順次、その模様は残された時間でおいおいと。



今日はその中で1曲。
これがこれほどのものが支持されたって事実歌を

モナ・リザ・アンド・マッド・ハッター
Mona Lisas And Mad Hatters


http://www.youtube.com/watch?v=9tRgYfQ48A0


るんるん

そうたった今わかった
スパニッシュ・ハーレムって言葉は口にするには素敵なものじゃないと
わかってたと思ってた

でもたった今知ったんだ
あの薔薇の木がニューヨークでは絶対に育たないんだと

貴方はこのゴミ箱の夢が現実になるのを見るまで
端っこで耐えている、
人々がそばを走り抜けている間

そして私は神に感謝します
あそこに貴方のような人々がいることを

私は神に感謝します
あそこに貴方のような人々がいることを

その狭間
モナリザとキチガイ帽子屋
銀行屋の息子、弁護士の息子が
振り返って
”おはようございます”と言う、夜まで

それはヤツラが空を見なければの話
いや連中には見ることが出来ないんだ、それが理由

ヤツラにはわかっちゃいない
外が明るいか暗いかなんか

このブロードウェイは持ってる
歌うべき歌を沢山持ってるんだ
もし僕がメロディを知っていたなら、一緒に歌ってただろう

おう、僕は一人で自分の道を行く
自分のものを育てる
自分自身の種を蒔くんだ、このニューヨークシティで

地下鉄には行き先が無い
たどり着きたがってる善き男にとっては

金持ちは車に乗れる
そして浮浪者は彼は溺れることが出来るんです

そして私は神に感謝します
あそこに貴方のような人々がいることを

私は神に感謝します
あそこに貴方のような人々がいることを

その狭間
モナリザとキチガイ帽子屋
銀行屋の息子、弁護士の息子が
振り返って
”おはようございます”と言う、夜まで

それはヤツラが空を見なければの話
いや連中には見ることが出来ないんだ、それが理由

ヤツラにはわかっちゃいない
外が明るいか暗いかなんか

そうたった今わかった
スパニッシュ・ハーレムって言葉は口にするには素敵なものじゃないと
わかってたと思ってた

でもたった今知ったんだ
あの薔薇の木がニューヨークでは絶対に育たないんだと

地下鉄には行き先が無い
たどり着きたがってる善き男にとっては

金持ちは車に乗れる
そして浮浪者は彼は溺れることが出来るんです

そして私は神に感謝します
あそこに貴方のような人々がいることを

私は神に感謝します
あそこに貴方のような人々がいることを

その狭間
モナリザとキチガイ帽子屋
銀行屋の息子、弁護士の息子が
振り返って
”おはようございます”と言う、夜まで

それはヤツラが空を見なければの話
いや連中には見ることが出来ないんだ、それが理由

ヤツラにはわかっちゃいない
外が明るいか暗いかなんか


ヤツラにはわかっちゃいない
外が明るいか暗いかなんかは


るんるん

エルトンも、若い頃はそう思っていたって証拠です。

何が?

って。この話でマクラに書いたようなことですがな。
気がついたら
自分自身が夜まで

おはようございます

って言ってるようになっちゃったとしたら。
それは悲しすぎる話だと思いませんか。



(山)2010.4.21



↑当時ML誌レビュー

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ホンキー・シャトー+1(紙ジャケット仕様)

Honky Chateau

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Elton John - Mona Lisas And Mad Hatters live
http://www.youtube.com/watch?v=bLMotU8Tu9E


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ロケット・マン
エルトン・ジョン
1972/4/17


この世で一番孤独な存在とは?
孤独な状況におかれた人間とは?

思うに一人乗り宇宙船に乗ってる宇宙飛行士だと思います。
一人乗り宇宙船、そんなものは過去の遺物で今はありゃしませんが。
私らが乗れるもんでもありませんが。
想像してみましょう。
外は果てし無き真空の宇宙空間。
音一つせず。
それはもう息も詰まるような寂しさです。
え?
もっと孤独な状況がありますって?
大都会の孤独。
いくら外に仰山、人がおっても誰も自分に関心を持たなければ・・・
果てし無き真空の宇宙空間と同じ。
人は星々と同じ。誰も口をきいてくれない。



ロケット・マン
Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long Long Time)
エルトン・ジョン
Elton John




1972年4月17日発射。
あのデヴィッド・ボウイちゃんの”スペース・オディティ”の写し絵のような唄です。
作詞担当のバーニー・トーピン氏は、空を眺めていて見た流れ星か、飛行機か、
それを見て着想したそう。
毎日の退屈な繰り返しから離れて逃げ出せたらなあ。
それが冒頭のフレーズとなったと。
それをきっかけにレイ・ブラッドベリの短編小説集「刺青の男〜The Illustrated Man」に収録されてる
同名の短編”ロケット・マン”をヒントに書き上げました。



刺青の男 (ハヤカワ文庫 NV 111)

とは言え
実際のヒントとなったのが、同じ短編をモチーフとした歌でして
Pearls Before Swineとゆうバンドが1970年に発表した同名曲。

http://youtu.be/OV_jDmSmu2g


そしてボイちゃんの歌と合体して、アナザー・メジャー・トムの世界を。
ボイちゃんもこの唄を聞いて、言われずもがなそれを察知。
エルトンのコンサートに行った際、この歌の最中に

「おー、ロケットマン!」

と歌舞伎じゃないんだから。
一声叫んだそうです。

1972年5月19日発売5枚目のアルバム、

ホンキー・シャトウ
Honky Château


収録先行シングル。



11枚目で、
アメリカでは



6回目のチャート入り、4回目のTop40入り曲として
1972年5月6日に80位で初登場、
以後64-50-(5/27)40-32-23-20-14-8-7-(7/15)6-9-14-18-(8/12)35位。
最高位6位。



本国英国では、ユア・ソングに続く2回目のヒットとして
同年4月22日に42位で初登場、
以後22-12-7-5-5-2-5-11-19-38-50-50位。
最高位2位。
2007年の4月7日に再発されて初登場62位、次週72位。

我が国では5枚目のヒット、
7月17日にTop20の20位で初登場、
以後18-20-18-(8/14)15-15-(8/28)17位。
最高位15位。



エルトンにしては珍しく起伏のないメロで始まり
お得意の原詩を消して壊さない、それでいてちゃんとフックのリフレインとなってる
西はジョニ・ミッチェルか東はエルトンかと言われる無双なる唯我独尊の己芸

ロケット・マン



http://youtu.be/1GAKOLOnfV4




彼女は昨夜、飛行前に僕のカバンに荷物を詰めてくれた

午前9時ちょうど

そして僕は高く上がって行くのだ
タコのように
その時までに

地球がとても恋しい、妻が恋しい

それは孤独、宇宙空間では

こんな時間の無い飛行では

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと
ひと回りして着陸して、また見つけられるまでには
僕はみんなが思うような自分の家にいられるような人じゃありません
おー、ノーノーノー
僕はロケットマン

ロケットマン、
ここで一人ぼっちで自分の導火線に火を点けている

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと
ひと回りして着陸して、また見つけられるまでには
僕はみんなが思うような自分の家にいられるような人じゃ無いんです
おー、ノーノーノー
僕はロケットマン

ロケットマン、
ここで一人ぼっちで自分の導火線に火を点けている


火星はアンタの子供を育てるようなとこじゃない

実際、地獄みたいに寒い

そうしようと思ったって誰もそこで育てたヤツはいやしないさ


このありとあらゆる科学なんてもの
僕は理解してない

そいつは週5日の僕の只の仕事

あロケットマン
 そうロケットマン

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと
ひと回りして着陸して、また見つけられるまでには
僕はみんなが思うような自分の家にいられるような人じゃ無いんです
おー、ノーノーノー
僕はロケットマン

ロケットマン、
ここで一人ぼっちで自分の導火線に火を点けている

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと
ひと回りして着陸して、また見つけられるまでには
僕はみんなが思うような自分の家にいられるような人じゃ無いんです
おー、ノーノーノー
僕はロケットマン

ロケットマン、
ここで一人ぼっちで自分の導火線に火を点けている

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと

そして僕は思う
そいつはとても長い長い時間がかかるだろうと・・・・



アメリカ盤のB面は”ホンキー・シャトウ”収録の



Suzie (Dramas)

http://youtu.be/zhepkuBPqMs

英国盤のB面は前作アルバム”マッド・マン”



から



B1: Holiday Inn
http://youtu.be/666JAioPDhM



B2: Goodbye
http://youtu.be/qkDzabPTEy4



日本盤のB面は同じく”マッド・マン”から

人生は腐った桃のよう
Rotten Peaches


http://youtu.be/DKeFEO52ilM

各国シングルのどす黒い重き若さ孤独唄から
日本盤シングルの抜け出した青いロックンローラーへ、
変身する直前の
極めつけの一人ぼっちソングです。

本日発走。

(山)2011.10.2
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ホンキー・シャトー+1(紙ジャケット仕様)

Honky Chateau

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ろっくすエルトン・ジョンのページ

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Elton John - Rocket Man

She packed my bags last night pre-flight.
Zero hour nine a.m.
And I’m gonna be high as a kite by then.
I miss the earth so much I miss my wife.
It’s lonely out in space.
On such a timeless flight.

And I think it’s gonna be a long long time.
Till touch down brings me round again to find.
I’m not the man they think I am at home.
Oh no no no I’m a rocket man.
Rocket man burning out his fuse up here alone.


Mars ain’t the kind of place to raise your kids.
In fact it’s cold as hell.
And there’s no one there to raise them if you did.
And all this science I don’t understand.
It’s just my job five days a week.
A rocket man, a rocket man.


And I think it’s gonna be a long long time...

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