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ろっくす超大特選





*齢40半ばにしてメタルに再び目覚めたオヤジが盲人象を触るがごとくお送りする「ヘビメタとは何だ」のシリーズ。第6部となりました。今回は英国はBBC製作のラジオ(多分)番組フライデイ・ロック・ショーの音源を集めたLP、その名も
フライデイ・ロック・ショーVOL.2
1はどうした。てか。2しか無かったの。1はサムソン、ギランなど1流(?)バンドを収録、そして2は当時期待されていた時期エースと目されるバンドを収録ってことで。現在ではその番組はやってない様子。サタデイ・ナイト・ロック・ショーってのはある。さー、問題はこれがCDになっているかですけんど、出せばすぐ廃盤にしてしまうことで有名なBBC。ありません。ただ「ヘビメタとは何だ その参」でやらせてもろうた「メタル・フォー・ムーサス」と収録バンドがけっこう被ってますのでリンクはそれで貼りますでごす。
ニュー・ウエイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル略してN.W.O.B.H.M.と申すムーブメントが発生して、鋼鉄軍団が一番元気だったかもしれぬ80’s初頭、雨後のタケノコのように(ご飯美味い)発生したメタル・オムニバス。ここに一人それを見逃すことの出来なかった日本人レコード・ディレクターがいたっ!このお方です。

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マドロスさんポーズでバシっと決めて経歴まで詳細に載せてらっしゃる。

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ライナーでこのようにその出すことに至った経緯を。何と”リッチー”とゆう仇名ですかい。で、名前はパトリック・モモイさん。パトリックでリッチー(^0^)。まるでこれを手に取った人全員から総ツッコミいれられることを待っていたかのような日本盤出してくれました。レコード会社はテイチクと並ぶ演歌の殿堂ゲリラ洋楽会社トリオです。

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↑これがオリジナルジャケットだ

まず何を思ったかこのリッチーさん、オリジナルのジャケットではいかーんと思ったらしい。日本の熱きメタル・ファンの魂を表明するには独自のものでなければあかんと。BBCを熱烈に説得しそれに成功、日本製メタル・ギターの王様ESP社製ランダム・スター(そうだったのかー)をジャケットにどっかーん。
そしてさらにVOL1ではバウバウの山本恭司君(そう書いてある)、VOL2ではラウドネスの高崎昇君(そう書いてある)に特別依頼してギターのパート譜及び機材セッティング図をライナーに添付するつう。

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これです。恐ろしや。
そしてさらにお二人の対談をライナー内にびっしりつう大サービス。

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こんな感じで。
その内容たるや、メタル界にはギタリストしかおらーんみたいな。ははは。曲の内容はともかくも、ギタリストの技の数々、ギター、エフェクター探索に終始する、まるで剣豪、剣豪を語るみたいな。で、そこで判明したことはあれだけ詳細にセッティング図書いておいてけっこうその内容はアバウトだってこと。「そんなかんじやね」。そういやその図には機材メーカー名書いて無かった。それが違うと音大違いだもんな。対談内では「MXR」とか「マーシャル」とか平気で仰っておられます。プロレスの反則カウント4の世界です。もしかしたら譜面もアバウトだったりして。「こんなかんじやね」。誰も実際に弾かねえだろなと思ったら、これが、これが。きっと買った人ギター人はけっこう弾いて違うじゃんって文句言ってるかもよー。
そしてそれだけの熱意で手間をかけておられまして・・・・
ライナーはVOL.1、VOL.2共通のものになってます。2枚レコード買っても同じものが付いてるぞ。
でもっとありゃりゃーは
これをご覧下さい。

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パトリック・”リッチー”・モモイさん、アルバム名間違えて書いてるよー。

メタル・エクスプロージョン」てか。
これは実はVOL.1の英国でのアルバム名が「メタル・エクスプロージョン」ってことからそう思われたか。VOL.2は「フライデイ・ロック・ショー」です。
そして命を賭けたジャケットでは「VOL.2」の文字が抜けてるつう。これはロゴはそのまま持ってきたからだな。丁寧に色違いにしてるけど「VOL.2」ってのが抜けちゃった。
と、突っ込ませていただきました。
この熱意ぱんぱん、はちきれそうながら、まっこと大らかなとこ。素晴らしき正にメタル・タイドだと思います。
て、第6部の一回目は中身に触れられずに終わる。
ジャケット=中身の法則ばっちし。音のほうもこれが・・・・。


(山)2006.6.6


*シリーズ「ヘビメタとは何だ」の第6部の2回目にして〆をばQ。ナイスなトリオ・レコード・デレクター、パトリック”リッチー”桃井さんの解説を引用させてもろうて、その後のバンド運命がどうなったかわかったら調べていこうかと思います。
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その前にマドロス・ポーズのリッチーさんの下に置いてある四角いもの。一体何か気になったので拡大して見ました。
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「Player」ってシール貼ってる。何だ。どうやらメタル・バンドマンが持つエフェクター・ケースのようです。シールドとか入れるやつ。重いのよ。鋼鉄製だから。さすがメタルなデレクターさんです。中身は領収書とドラ焼きか。

それでは81年の段階で時代のエースだったバンドの皆さんをば。
A−1:スパイダー「わしに何するっつううねん」
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いきなし「詳細不明」。わはは。スパイダーって「ズ」が付いたら順ちゃんやマチャアキが出て来てやばかったす。a1spider2.jpgリッチーさんが書かれているように、スパイダーって名前のバンドは世界に258くらい存在する模様。しかもさらにやばいことにこの曲、メタルぢゃ無い。ブギーだぜ。英国の生き神様バンドっていやあ、ステータス・クオー。その弟子筋が出てきても何ら不思議ではありませぬ。がそれらの門弟が世に出たってあまり聞いた事も無し。ブリティッシュ・ロック界七不思議の一つだ。ルックスがミョーにニュー・ロマンティックなのも不思議。
「タランチュラ」って名前だったら・・・絶対いそうです。デスの分野に。です。
それにしてもメタル・オムニだって気張って始めたこれで、1曲目がブギーでモモイさんはさぞ困ったことでありませよう。

A−2:ダイアモンド・ヘッド「行かないで〜」
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サウンズ紙で「ツェッペリン以来の最大のグループ」って賞賛っ。てこたあクイーン、KISS、エアロよりすげえってことかーっ。興奮すると人は何を言い出すかわからないので許しましょう広い心は世界を救う。「ヘビメタとは何だ第2部」の「ヘヴィ・メタル・エクスプロージョン」アルバムでも登場。それだけのことを言われただけ有って現在まで活動継続中の模様。何よりメタリカさんがご贔屓でカバーってことで、それで伝説になったか。ありがとう若い衆。「ダイアモンド・ヘッド」といやあフィルのマンザネラさんすが、話によるとそのポスターを見て「かっこいい名前だなあ」とバンド名にしたのだと。もちろん中身は聴かない。いささか不器用なバラードで切々と「行かないで〜」って泣く。失神しそう。きゃあ。

ホワイトアルバムと呼ばれるライブ盤
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動画でござる

A−3:スイート・サヴェージ「嵐の目」
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サベージと申さば♪いつまでもどこまでもー♪a3sweetsavege2.jpg。じゃない大英帝国のサベージ。最初はギターとベースだけで活動し・・・ってどうやってたんだろう。ドラムレス・メタルかー。フォークだったりして。目玉はギターのヴィヴィアン・キャンベルさん。後にディオで本物野蛮人ロニーさんと組んだ人だ。あの「スターズ」でも要で活躍。その後デフ・レパードにも入ったんですか?デフさん、私ちょっと「尼下痢」の空耳しか馴染みが無いんで。曲はメタル界において「バーン」の威力は天地をも動かすって証明の超高速チューン。この快感は他のジャンルでは無理でござる。

アルバム「キリング・タイム」

A−4:ラスト・フライト「音楽で踊ろ」
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おおお、モモイさん、メタル・カルトQ問題を提供してくれた。
問題「渡辺音楽出版のイギリス支社長宇都宮カズ氏の秘書クリスティーンさんは、誰の奥様でしょう?」
ぽん
「シン・リジーのスコット・ゴーハム氏」
「正解です。」
共稼ぎだったのかー。で「彼女が出会ったバンドの中で最も素晴らしいバンド」って。シン・リジーの立場はいったい。
そしてこのシングル・ジャケ。「最終便、ヘビーメタルレコード」てか。ぎゃはは。「ビ」はいけません。正しい日本語だと「ヴィ」です。って俺もやってるか。日本人のハートを鷲掴みにする予定でしたけど、ぎゃ、ほんとにこれがラストフライトになってしまった模様。
曲は世にも珍しきチャレンジャー、ゼップに挑戦。ファンク抜き、謎抜きの。ジャケみたいにかわいいの。

B−1:デーモン「一夜の一地獄」
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Unexpected Guest
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デーモンってバンドもなあ、この世に157個くらい存在するような。現在その名前を利用して関取衆をアゴで評論するコグレさんもデーモンだし。でーもん、このバンドは怖いぞ。つうかモモイさんの推薦文が怖い。「血のしたたる腸ワタを、えぐり出す悪魔の両手が〜まさに僕好みのオカルト・エクスタシーの極致・極致」って。間違ってもそんなことお見合いの席で言ってはいけません。
もしも・・・もしも・・「私もそうなんですう」って相手の方が申したら、うちみたいに仲良くロックな夫婦になれるよん。チャレンジするのもOKだ。で、曲はと言わば、これがそんなに怖くない。かわゆい。サバスもかわゆいバンドなので、オカルトなバンドはかわゆくないといかんのかも。だって怖かったらほんとに怖いもん。さすが悪魔だけあって寿命長く、去年も「Better the Devil You Know」ってアルバム出してる。
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ジャケは存分に怖いよー。


B−2:ブラック・アックス「世界の端っこ」
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「バンド名をウルフに変えて〜」ってせっかくこうしてBBCのレコに収録してもらったのにーー。で、その後、どうなったのかと消息調べるも全然無し。台無しjrだ。ブラック何とかってバンド名ってそれこそ世界に876くらい有りそうなんで止めたかったのか。
曲はと言えばギター・ソロを抜けばメタルつうより素敵なニュー・ウエイヴ・バンドって感じの素敵なPOPロック・チューン。哀愁のサビがたまりません。こうゆうバンドを聴けるのがコンピの至福の瞬間だい。

B−3:ウイッチ・ファインド「ベルファスト」
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ベスト
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モモイさんは「彼らがいかにサバスの強い影響うんぬん」って書いてらっしゃるけど、この曲はさー、もろレーナード・スキナードの「フリ−バード」っすよ。で、本家は必殺のサビで、怒涛のバトルに持ち込むが、そのサビが見当たらなかったのでそのまま終わってしまうつう悲しい結果に。ひたすら詠唱する。あ、終わっちゃった。起承転結の起承で。あ、だから捜し求めてウイッチファインドか。さらに捜し求めて現役続行中。見つかったのだろうか。

B−4:ゼロ「カッチン・ルース」
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最後は最後に相応しき、この世界でいかに「バーン」が天地をも動かす威力を持っているか証明するがごとき、ハイスピード・メタルさん。途中で様々な仕掛け沢山で、おおおお、パープルのツボをあなた達は会得したのね。
でさ、このシングル・ジャケットです。ゼロってゼロ戦のゼロだったのかーっ。この音ならば日本のメタルキッズのハート鷲掴みに出来るはずなんじゃが。ヴォーカルもカバさんにクリソツ、実力だって。演奏だって。どこ行っちゃったんだろう。ゼロ戦に乗ってゼロになっちゃうなんて洒落にならんすよ。

と全8曲。やっぱメタルのオムニは楽しいです。デビュー直前のバンドマンって一番燃えてる時だもんなあ。自分達のしたいことをするんだ。レコード会社に負けてたまるかって。晴れの舞台のBBCのスタジオで皆緊張しながら目一杯の姿が目に浮かぶようです。
後に成功しようがすまいがここでは横一列。ヒットを打ったヤツが目立つぞ。審判は聴いてる俺らだぜ。

(山)2006.6.7




入手先参考(メタル・フォー・ムーマスですが、アマゾン)




The English translation page : here.










みなさんオピニオン
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