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ろっくす超大特選盤


最新ヒット歌謡
サム・テイラー
1974/6


さてこのおっさんは誰でしょう?
今度巨人に入る元大リーガーでは有りません。
黒人演歌歌手ジェロさんでもありません。
あ、近いか。
彼こそは日本歌謡界に燦然と輝く、むせび泣くテナー・サックス奏者、

サム・テイラー氏であります。

正式にはサム・”ザ・マン”・テイラーさん。男だ。
代表曲は”ハーレム・ノクターン”。



Sam "The Man" Taylor Harlem Nocturne
http://www.youtube.com/watch?v=RTjAO4pteow


誰もが知ってるモダンジャズの名曲さ。知らない人も知ってるくらい。
知らない人も知ってるのでわたしゃ、かのラウンジ・リザースがカバーした時は大ショックを受け、

the lounge lizards/harlem nocturne
http://www.youtube.com/watch?v=u9sRC52Uqgw


これぞニュー・ウェイブ・パンク・ジャズの夜明けだと大喜びしたが、
そう言えばサム・テイラーさんって誰だ?
ずっとその謎も追わず現在に至る。
至っていたらレコ屋さんのジャズ100円箱に大量出現を発見し買ってしまいました。

そうです。

彼こそは我が日本において大量に歌の無い歌謡曲アルバムを出し続けた偉大なる外人さん。

夜霧のしのび逢い /サムテイラー
http://www.youtube.com/watch?v=j6fgdnM9CTM


鶴光のオールナイトニッポンの某コーナーのBGM常連、
知らない人も知っている街角食料品店、店先でおでん売ってる、みたいな。
買ったのは

最新ヒット歌謡

いつのだー?1974年6月時点の。とんでもねー曲目が並んでます。



ジャケ裏には歌詞もバッチリ。歌が無いのに。



誰のヒット曲かってのも書いてないのに。
誰もが知ってるってのが了解済みだったのか。
が、今となってはこれで充分に使用できます。

さてこれらの歌は誰が歌っていたでしょう?

答え。
聴けばわかります。
名前出てこない率85%ですけど。
いづれにしよ、これを聴いてそこまで気にするシュチュエーションになってるとは思われず。
どこで使用されていたのか?つうと
新橋池袋他ガード下飲み屋さんで、うっすらと聴こえないくらいの音量で有線から流れていたか、
かの鶯谷ミュージックホール他でドリフターズのカトちゃんの”あんたも好きねぇ”で流れていたに相違ございません。
そのような用途で使われるなんて一切関係無しの熱演が収められてる・・ワケねえじゃん。



冒頭の三味線屋、中条きよしさんの”うそ”から、
驚愕のお役所仕事、住民票の受付番号を記載するがごとくお仕事のバック演奏が流れ、
そのあまりにものグルーヴの無さに腰が砕けますわ。
編曲は、小杉仁三さん。
あの”愛の戦士レインボーマン”や”三百六十五歩のマーチ”のアレンジも手がけた歌謡界の大御所。
おそらくこの仕事をしたことはすっかり忘れてらっしゃる。
そんな中、男サム男さん、ぶえーーー〜〜〜〜とあまりにもスケベエな音色で果敢に切れ込みます。
あまりにもスケベエなもので近所のスーパーマーケット店内では流せません。
おそらく全部、譜面初見で吹いたなこりゃ。

「サムよう、飲んだくれてねえで起きろ。仕事だ。」

「うるせえなあ。まだ飲みたりねえんだよ。」

「お前、呑み代たまってるじゃねえか。仕事しねえと払えねえぞ。」

「じゃ、も一杯。」

「飲んだら吹けなくなるじゃねえか。」

「るせー。飲まなきゃまともに吹けねえんだよ。」


てな粋な会話が交わされてりゃまだいいんすが、このジャケの人の良いおっさん顔見てますと、

「サムさん、こないだのアルバム、大好評ですよ。またお願いしますよ。ねえ。」

「そっか?そんなにウケた?よっしゃよっしゃ。やったるで。」


こっちが正解だな。

で、
どうしてそっちの正解に至ったか?それがわからん。
もともとアメリカはテキサスにて1916年にお生まれになったれっきとしたアメリカ人。
あのロックンロール元祖のジャンプナンバー、
ビッグ・ジョー・ターナー氏の”シェイク・ラトル&ロール”でぶりぶりサックス吹いてた人だ。

Big Joe Turner - Shake Rattle And Roll
http://www.youtube.com/watch?v=y5WtYampqzY

その人が何でまたこっちに来てこないに大量に歌謡曲吹くことになりましたか、その謎がどう調べてもわからん。
おそらくそれを描いたら日本アカデミー賞盗れる映画になるな。
北野監督、次回作はバイオレンスなこれでお願いします。

なんて書いてるうちにどんどん曲は進んで行き、これがまた上手いんです。
ウルトラ・ビブラートぶえー。
譜面初見ですから時々うっかりやっちまった箇所もうかがえるがそこでは一転それを利用してホームラン!となす只じゃ転ばぬフレーズぽん。
聞いてて時にやってくる異化効果もたまりません。
下手にジャズに近いリリィの”私は泣いてます”とか、急に本気にホンキーいたしますし、
”さらば友よ”では、フランスのガード下にワープしたり(元々そうなんだけど)、

さらば友よ 森進一
http://www.youtube.com/watch?v=hOoZHPnVuy4

あなた、小坂明子さんの”あなた”なんかさ、どんな家を建てるんだよー。



もしもーわたしがー〜



の”もしもー”のとこなんざ”ぶえしぶえ〜〜〜”。



ひっくり返してB面の”夫婦鏡”はただでさえド演歌なのにもっとド演歌でこれをサムさんが吹いている図。

殿さまキングス 夫婦鏡
http://www.youtube.com/watch?v=Lros1HzzNbU

”花のようにひそやかに”とかはさ、どこがひそやかなんだー?

小柳ルミ子 花のようにひそやかに
http://www.youtube.com/watch?v=maJxgXLkTVk

あ、いかん、つい元歌を調べてしまった。
”透きとおった哀しみ”は同年5月11日発売とな。早過ぎるカバーじゃん。
ヒットするかどーかもわからん。

透きとおった哀しみ・・・あべ静江
http://www.youtube.com/watch?v=cBUxDkGIQ74

い、いかん。面白くなってきてしまった。こうなったらもう全部ユチューブするか。

チェリッシュ / ふたりの急行列車
http://www.youtube.com/watch?v=9cOoA8A_Vyw

林寛子 - ほほえみ 1974
http://www.youtube.com/watch?v=PfZlimn9N3Q

〆は”なみだの操”です。もうお腹いっぱいです。
ケーバのあとに浴びるに相応しき音楽でありますことはたしか。

なみだの操・・・殿さまキングス
http://www.youtube.com/watch?v=sW3Q_DtozGI

それにしても歌謡曲、いい歌がいっぱいだったことにいまさら気づきました。
まことに感謝せねばいけません。

ありがとうサムおじさん。
当時はそうとうマジジャズ筋から嫌われ軽蔑されてた模様の中。  

(山)2009.12.7

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不滅の昭和歌謡ベスト24


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資料

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English Version

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