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ろっくす超大特選盤








BAND WAGON
鈴木茂
1975


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鈴木茂 BAND WAGON -Perfect Edition- (DVD付)

バンドワゴン

アナログ中古はネットで3200円てのが有った。帯付で。ボリ過ぎじゃないすか。
帯無しだと、1700円のを店で見ました。事情ありだと・・・・・↓で書いてます。


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鈴木茂&ハックルバック - 八月の匂い
http://jp.youtube.com/watch?v=30UfMI6vN7A


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日本の至宝ギタリスト、鈴木茂さんです。
元はっぴいえんど、そしてティン・パン・アレイ、キャラメル・ママで70’sの我が国のPOPを支えられた。
荒井の由実さんのアルバムでの演奏たらもう。
一昨日書かせていただいたチャーさんとは180度正反対の方で。
人となりを想像するに、学生時代、学校に一人はいたかもしれない、普段は無口で成績で皆をあっとゆわせることもなく、
しかしいきなし学祭でバンドやって、おいおいあいつギター弾くのかよ、わ、すげー上手いじゃん、もしかして、
もしかしてつうよりプロじゃないのかアイツと有無を言わせず周囲を納得させちゃうような高校生。いないよ。
当然卒業後は当たり前のようにスタジオ・ミュージシャン。いないな。
その学祭以来周りの見る目が一挙に変わり、みんなが話しかけるんですが恥ずかしいそうにニヤっって笑うだけです。

そんな鈴木さんの、大瀧さん、細野さんに続いてのソロ・アルバム発表がこの

バンドワゴン

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1974年もしくは75年作。我が家にやって来てくれた盤は・・・500円で買ったLPで。それまで欲しかったんだけど高くて買えなかった。
それが何故500円。うちに帰って開いてわかりました。帯は当然無いわな。えーと、中に何か入ってると思うんだが・・・。
無い。多分、元は歌詞カードとミュージシャン・クレジットのインナーは入ってると思うんですが。
だってジャケにはなーんにも書いて無いんだもん。曲名すら。
で、音だけがどかーんと眼前に。幸いにして針飛び無しの良盤。
いやー、もしかして中古盤の値段って盤質よりも帯&ライナーフルセット付ってので決まるのか???
もとい、その音。
うおー、これは・・・1曲目「砂の女」では、なるほど、はっぴいえんど→だ。しかし歌が大瀧さんに似てるなあ。いまだに区別出来ん。
とか思ってたら
2曲目「八月の匂い」で、こここここ、これはリトル・フィートだ。未発表曲かあと腰抜かす。歌始まるまでの数秒間。
アレンジがもろトゥ・トレインです。音質も含めて。
これは大変、話には聞いてましたけど・・断片的には接しましたけど・・・こんなこれほどだとは。
で、調べる。
一人でLAに渡米してさよならニッポンこんちわアメリカして、現地の方との完全セッション・アルバムだっちゅう。
参加メンバーは
タワー・オブ・パワーのドラムス、デビッド・ガリバルディ氏&サンタナのベース、ダグ・ローチさん。
スライ・ストーンのドラムス、グレッグ・エリコ氏と先のダグ・ローチさん。の二組のリズム・セクション。
そして
ドラムスのリッチー・ヘイワード氏、ベースのケニー・グラッドニー氏、ピアノのビル・ペイン氏、コンガのサム・クレイトン氏と
まんまリトル・フィート−ギタリスト二人がやってるとな。
えらいこっちゃです。
オークランド・ファンク&シスコ・ファンク&LAファンクの夢の合体。こんなん向こうの盤でもお目にかかれぬ。
それでみんなでフィートしてます。丁度アルバムで言えば「アメイジング!」と「ラスト・レコード・アルバム」の間くらいか。
バンドとしてはノリにノってた時なのに、売れなくて往生して色々有った時だ。時間が有ったのかと思います。
そんな時、日本から青年がやってきておもいっきしリトル・フィートがリトル・フィートさせてくれるてんだからはちきれんばかりの演奏なり。
オークランド、シスコ勢もそれやれるチャンスは滅多に無いだろうからそりゃもう。
それもこれも
鈴木さんのギターを聴いて為しえたことだってのは当然で。地味は地味だよ。しかし滋味。
スライドはフィートのローウェル・ジョージ氏と同じ1弦を一音落とす変則オープンD、エフェクターもMXRのダイナコンプ、ギターもストラト。

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真似してるとかそうゆう次元の話で無く。
それほど唯一無比のサウンドだったんです、当時のリトル・フィートは。3年間ぐらいだもんな。その濃密な時間は。
世に出たその音を立ち上げるは理屈抜きの熱情だと思う。だから単身乗り込んでまでの押し押しセッション。

そうなるともう。私は半生をフィートに捧げてますから、あはは、もう他人事とは思えません。

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A面最後のインスト「スノー・エキスプレス」は宝箱に入れました。
人力飛行機の夜」も「ウッド・ペッカー」もそのままディキシー・チキン別館になってる「夕焼け波止場」も「銀河ラプソディ」も。
あのビル・ペインさんがでっかい手で妙なコード叩いてるのが目に浮かぶ。

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そして融合の全部が天辺になってる曲は、「100ワットの恋人」だと、思います。松本隆氏の歌詞も含めて。

これは日本のロックとか言えないかもな。
日米両陣営、やらなきゃいかんことをやってくれた。
歌がちょっとどうのとか・・・曲がどうのこうのとかの感想以前に有る状態になっちゃったよ。




(山)2007.9.12


資料


The English translation page : here.




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