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ろっくす超大特選盤



カトマンドゥ
松任谷由実
1995/12/1


来る4月6日、ユーミンさん36枚目のオリジナル・アルバム

Road Show

Road Show(Amazonオリジナル・クリアファイル(チケットサイズ)特典付き)

発売。2年ぶりだそうで、
え?ほんと?もう出たの次のがと思ってしまった。何と不遜な。
で、
あれだよ、ご時世だよなあ、またも自身でTV出演プロモーション活動。
ワイドショーでは相も変わらぬ”あなたのユーミンベスト10曲は?”ネタ。
過去の人で大物で腫れ物に触る前に引きずり下ろして凡百の仲間入り。
何だって今のTVはそうだ。
愛想良くなさってましたが。ブッチョづらでもそれはそれでただのネタ扱いにされるだけだから。
さて歌は、
一部TVライブで拝聴、一部はレコ屋さんで。
ライブでは丁寧に唄ってらっしゃり、驚いたのはスタジオ版を聞いたとき。
声が・・・・
そうだよなあ、さすがに変わるよなあ。年齢相応に。
さすがにカマトトはもう出来ぬ。
曲は相変わらず名人職人芸。ルーツに立ち返っての不偏不党の名曲にため息をつくのみ。
数多の娯楽の一部になり落ちて、ますます孤独になっても戦いは続いている。
そんな中、こちとらは失われた時を求めて、16年前・・・
16年前なのか、
新譜です。

カトマンドゥ
KATHMANDU


1995年12月1日発売。27枚目。
前作におけます”春よ来い”のブレークで何度目かの絶頂を迎えた次の幸福なアルバムです。
聴いて驚くはその元気さ。
やっぱり世の冷たさを熟知してる身で、人気と名声があるといっても突然地に落ちることままありますから、
どんな形でもウケると違います。
音楽家は聴いてもらえてるという実感を得ると俄然張り切る。
あれほどの方でもそうなのかと思うも、だからこそなのだ。
名で流され、それなり扱いで無く、実感はまたまったく別物。
それを得た証拠がこの地味なジャケ仕様です。



売れて初めて世間の耳を気にすること無く挑戦まみれのものが作れるってもんだ。



1. カトマンドゥ

http://youtu.be/N-5t0nvTk3Y

出ました!
赤裸々にまんまのスティーヴ・ウインウッド師のハイヤー・ラブ・リズム。

Steve Winwood - Higher Love
http://youtu.be/oqlauwX_ums

音場の感覚は、ピーター・ガブリエル師のスレッジハンマー・アルバムより。

Peter Gabriel - Red Rain
http://youtu.be/u6BesY5Doec

最後のロックの良心盤2枚、そへの共感は近作はあらわで。
しかしそれらアルバム登場からも既に10年経とうとし、
これは完全に片をつけ切る宣言となるトドメです。

2. テイク・ミー・ホーム
Take me home

http://youtu.be/TUhLx5IUNUk

そして再び自らの世界に戻る。”真夏の夜の夢”の歌謡曲一直線から始まる。
そして辛子塗りたくりのロックにも。

3. 命の花



http://youtu.be/LbhLHaKwbG8


はい、このサンプリング音ドラム・ビートは、サム&デイブの”ホールド・オン”です。

Sam & Dave - Hold On, I´m Coming
http://youtu.be/XrTDJaBeqnY

60’s歌謡曲でもさんざ使われた古式ゆかしい日本のアトランティック・ソウル・リズム。
さらにもはやカビの生えてるオーケストラ・ヒットの大フューチャー。
あのな流行など知ったことか、有効にするもしないも松任谷組の勝手だの大見得です。
大災害大惨事にまみれても貫き通す鬼の恋歌で、
シングル予定も発売中止になったとな。
さらに正隆氏のアルバムにも収録はご遠慮進言もあり。
が、決然とご本人の意思で開陳。このエネルギーこそ人間のまさに火事場のクソ力、
死んでもいいと言いながら、それだからこそ燃やし尽くすは命の花Aだ。

4. ベイビー・ピンク
Baby Pink

http://youtu.be/64qEDqVMEwI


フィリー・ソウル登場。と申すか、あれほど80’sに引用しまくりだったホール&オーツの、
これは70’s時代のシルバー・アルバム、リッツ・アルバム前後のあのかけがえの無い時代への回帰です。
大歓迎!
何よりドキュメントにめいっぱい音楽が幸せだったあの時は不滅だぜ。



5. デルフィン
Delphine

ダウナーなブレークビーツに引かれるこの長尺曲も根はフィリー・ソウル。
映画で言いますダレ場に相当さすこの場所も、それ次第で結果がどうなってしまうかは
知る人は知るところ。
情景は無駄に垂れ流されない。静かに流れこの6分36秒は長いと思うか?



6. 輪舞曲(ロンド)



http://youtu.be/9cjcfDJsRkk


前年11月13日発売の先行シングルで、何ぞやとゆうTV主題歌になったとな。
シングルチャートで最高位2位。
歌詞中に登場するが如くフォルクローレ風味で結婚式の歌。
このあと”てんとう虫のサンバ”を凌駕して歌われることになりました
とはまるで聞いたことが無し。
むずかしくて歌えねえよ。
ましてやせせら笑うような意地悪声での式の歌です。
これは意図してそうしたとのこと。
やっぱ悪魔女さん。面目躍如でございます。

7. ブロークン・バリケード
Broken Barricade

http://youtu.be/lsDrmDdU9OE

そしてこれだ。アルバムのクライマックス。
バグパイプの音色に導かれての完全な格闘ソング。
すげえよこの歌詞は。

浴びせ倒し!

好きになったらアンタをマットに沈めるのだと!

パンチで仕留めるんだと!

悪役になって捨て身の技だと。

バーリ・トゥード登場に触発の登場は明らかでございますが、笑いながら絞め落とすその様
をやりやがる可能は悪魔で、
魂を売ったものだけが可能だ。サウンドはU2ギターでちゃからかす。

8. ミッドナイト・スケアクロウ

http://youtu.be/ICSvv6S8UuQ


まあ、さんざ殴ったあとは、優しくナデナデせねばの。続きません。
その撫で具合がまた、とんでもない優しさなのがこれ。
本盤中、最も歌詞染みる、またそうさせようとしてる気遣いの歌。
気遣いか・・・
今や死語だな。
それが無きゃこの世は地獄だというのに。
そして音はやはり死語にされようとしてる70’sホール&オーツ。
これはアバンダンド・ランチョネット。
赤裸々に名曲も・・・・逆らえるヤツは顔が曲がる。

9. クロームの太陽

http://youtu.be/JvD10dR1oQE


ニュー・ソウル満開のマイナー調ファンキー一発。
拝借グルーヴとはモノが違うぜとのあの時代の連中の意地が爆発しておるぜ。
荒井時代にはいつでも帰れる。
そしてサビは松任谷時代の大上段ハッタリかましモノ。

10. ウォーク・オン,ウォーク・オン・バイ
Walk on,Walk on by

http://youtu.be/jK7Jx3O_JEM

曲名からも明らかです。はい、バート・バカラックさんこんにちわ。
たまらんこれ好きこれも荒井時代へお帰りで、よろしくしてますといつのまにか
シカゴ(バンドです)のセテラが牛耳る前のポッカポカ陽光サウンドになって、思わぬ喜びに。
これは仲間へのプレゼントだと思う。

11. ウェザー・オブ・ラヴ〜オリヒメ
Weaver of Love〜ORIHIME

http://youtu.be/ar_Wn5J5oV4

終局は”春よ来い”から続かれた、山の奥地に踏み込んで日本の雑草まみれ。
歌声は持ち前のカエル声に蛙が憑依して巫女になった声。
それは冒頭の歌のアジアの中華声につながる。
さあ大変です、ユーミンさん、荒井に戻ろうとしてるどころか、呉服屋の娘時代にまでさかのぼろうとしてる。
自らもそそのかしたこととはいえ、
旦那さん、ついていけるか?

結果、モクくわえて、どーだーのジャケの如く、極めてハードで挑戦なこの名作。
これが通るか通らないかでこれまでしてきたことがどうなっているかがわかるはず。



実感が本当かどうか、
自分らへも残酷な仕打ちを課しました。


(山)2011.5.9

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KATHMANDU

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