Solta o
Pavao Jorge
Ben 1975
いよいよ12月に突入、2006年もろっくすレコード大賞2006の季節がやってまいりましたそんなものがあるのか。えー、なんつっても今年はヘヴィメタの目覚め再びの年でしたので上位にはスコーピオンズ全部、UFOあそこまで、MSGあそこまでとなります。 そんな寒空の中、思いがけなく我が家にやってきたのが、おおお、
ジョル・ベン師匠。
 お師匠様ー。28年間探し続けて来たよー。
ソルタ・オ・パヴァーオ 孔雀のはばたき
師匠のドンガバチョなアルバムつうたら「アフリカ・ブラジル」、1977年頃なんだな、聴いたらおしまいもう夢中になってなって頭の中でずっとタジ・マハールと島原ウーマン、こきゅこきゅこきゅと鳴り物鳴りっぱなしの気持ち悪い高校生でした。なんせ高校生ですからお金が無い。件のアルバムが日本中で好評で続けて出たアルバム群、買えなかったんだよー。そしたらうまい具合にNHK−FM「軽音楽をあなたに」で一挙放送してくれて。うひょーとカセット聴きまくってたらいつの間にか廃盤になって買いそびれたんだよ。その時になって暴れても時既に遅し。以来テープ劣化を気にしながら聴き、そして貧乏アナログ野郎の21世紀に探す探す。無い無い。聞けば1回CD化されたらしく。そんなー教えてくれー。知った時にはそれも廃盤じゃんか。とずっと願っていれば、音楽の神様は何とかしてくれるものです。 出ました。 しかも日本盤で。 うちにしてはけっこうな値段だったけど惜しくあるはずもなし。酒のおつまみを溶けるチーズ(板)に落としてでも買ったよ。 帰って来て・・・もしやCDが出てるんじゃ無いかと、アマゾーンを探したら・・・やっぱ無い。なんてこったい。アフリカ・ブラジルはちゃんと日本盤あるのに、これが無いってばお預けの犬では無いか。 うんにゃ、そんなバカなと続けてあらゆる検索で探す。そしたら救う神あらば救う神有り。
「フットボール&サンバ・ベスト!
」ってベンちゃんのコンピの中にこのアルバム中、ごきーんな曲が2曲入ってまんねん。このコンピ、選曲バッツグーン、欲しくなったじゃないか。全世界で多分CDで聞けるのはこれだけ。

あさて この「孔雀のはばたき」、発売は1975年、ちょうど「アフリカ・ブラジル」の1作前のアルバムとなります。 ですからあの腰骨揺るがすブラジルアン・サンバ・ファンク・サウンドがここでも展開、デビッド・バーン氏もきっと踊ってるよ。 どかが違うかといやあ、ベン師匠あちらではエレキを弾いてますが、こっちでは生アコかきならしてます。その分、マイルドー、じわじわっと聴けば聴くほどスルメ化して、やばさではさらにやばい。マジはまること必定です。 収録曲のタイトルを見てくんなまし。

原語の字ズラではさっぱし読めぬけど、この邦題たまりません。 そして聴いたらさらにたまらん。全部日本語で歌って・・・無いけど・・・これは日本語に違いないのベン節が「アフブラ」同様次々と。わかりすぎて大爆笑。 1曲目、コンピにも入ってる曲は「ザ・ゲロ」。空耳です。これはゆづれません。今日ハガキ出します。どこがそうだか教えないよー。って試聴すりゃあわかるか。ベンちゃん、サッカーきちがいです。幼少の頃から球蹴りにも才能を示し、選手になるか歌手になるか迷ったそうで。歌手になってからも自分のチームを持っているそうです。邦題通りこれはフルバックの歌かな。コンピにはディフェンダー、キーパーの歌も有り。もしかしたら全部のポジションの歌、歌ってるのかも。 一瞬お洒落かもしれんと思ってしまうグルーヴィ・ビートに身を任しあっとゆうまにA面終了。 B面に入りますと新たな主人公がやたら登場してくる。 それは「新八(しんぱち)」さん。ポルトガル語(だよな)でシンパチって何の意味なんだろ。やたら出てきます。そして 9曲目、邦題は「ならず者をつかまえておくれ」なんすけど、これどう聴いても「宍倉マランド」、時代劇の悪役だぜ。あ、だからならず者か。 ♪しーしくらまらんど、ばしころんだほろんでぷーら♪ あと ♪どろー、ど、どろ、どろ、どろどろどろ、どろちぇ、うんどろうんどろうんどろうんどろ♪ なんてのも。これは4曲目僕のドロシー。”うんどろうんどろ”のとこだけでもこの盤は世界の名盤です。 あー、鳴り物一式買いてー。ヘッドバッキンしながら叩きてー。
没入しちゃって文、書けませんでした。

(山)2006.12.4
フットボール&サンバ・ベスト! アルバム、アマゾン
試聴はこちらで
べんちゃん動画
Taj Mahal
http://www.youtube.com/watch?v=md9_Thpk_dk
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