ラインズ
ザ・プラネッツ
1979/7
♪へい、ラーメンライスとレバニラ炒め定食上がりっ♪
「頼んでないよ。」
「お客さん、困るねえ。さっきウチのメニュー、端から端まで頼むって言ったじゃねえの。」
「言ってないよ。」
「えー、もう作っちゃったからねえ。喰ってもらわないと。」
「まだ作ってないじゃん。ここはヤーさん飯屋か。
って、何?おいちゃん。今日は飯屋ゴッコ?」
「そう飯屋ゴッコ。終わり。ちゃんちゃん。」
「終わるんかい。」
「終わらないよ。正確には、惑星飯店ゴッコ!
はい

長らくお待たせいたしました。お馴染み売れるも売れないも強引な80’sのレコ屋でござーい。
今日、持って参りましたお宝はーーーーーー
ザ・プラネッツ
The
Planets
フロム・リバプール。」
「知らない。じゃあね。」
「帰らないでおくれよう。」
「わ、すごい顔。わ、わかった。付き合う。」
「あんがと。言ってもわかんない方はわかんないかと思いますが
元デフ・スクールのベーシスト、スティーヴ・リンゼイさんのソロ・プロジェクト、
それが
ザ・プラネッツ。」
「わかんない。」
「ビートルズ後のリバプールです。ペンペン草です。ただエリックスってクラブがありましてね、
そこに有象無象の音楽野郎が集いまして、そこからバンドが発生しました。
デフ・スクール。
メンバーには後にマッドネスやコステロさんのプロデュースとかしたあのクライヴ・ランガー氏や
なんかがおりました。
何ともこれが名状しがたきイギリスPOPSロックをやる連中でして、私も好きなんだか嫌いなんだか
ただ無視は出来ませんで、LPもCDも持ってるだよ。
それでよくぞ学校と名付けたな。解散後そこから70’s後半のリバプール・シーンを席巻するバンドが続出したよ。
その一つが
ザ・プラネッツ。
デフ時代は”Average”と呼ばれましてアンタ、地味。と呼ばれたスティーヴさんが才能爆発!」

「ふーん。わかった。じゃね。」
「行くなよう。まだ音楽、聞いてないじゃん。」
「あ、そか。」
「それではご紹介いたしましょう。
1979年7月Rialtoレーベルから発売、
レコード番号TREB
104
8月18日に英国チャート64位初登場、
以後46-37-36-41-51位。
最高位36位。

ラインズ

LINES

http://youtu.be/OeEwYHw_NyA
The Planets LINES TOTPs
http://youtu.be/t21MVCrvhOQ
「どう?」
「うん、ポリスみたいでカッコいいね。
で、
歌詞は?」
「う。それがありません。盤にもネットにもどこにも。」
「ふーん。じゃこれで終わりだね。ばいばい。」
「待て。そのぶん、今日はたくさんあるんだから。
この曲、仰る通りポリスに似ておりますが、路線をパクったかどうかはわかりません。
まああちらもレゲエのロック化はボブ・マーリー氏のエクソダスのバスドラ四ツ踏みレゲエからだろうから
そこから派生したのかな。
それが共に英国の哀愁と出会ってのおニューなロック誕生です。
これは各方面に少なからず少なく反響を呼びまして、
我が国でもベタ惚れなさったのがムーンライダーズの鈴木慶一さん。
さらに
一風堂 ミステリアス・ナイト
http://youtu.be/b5uJYJCg4k8
パクっちゃってるよ。」
「ふーん。」
「興味を持っていただいたとこで
B面だ。

The Planets - Further Down
http://youtu.be/yYb8hoV8cMA
どーだ。」
「なにこれ。隙間ファンクインスト。表と全然ちゃうやん。」
「すまん。言い忘れたが、この時バックは何とイアン・デューリーさんとこのブロックヘッズです。
ミッキー・ギャラガー君やチャーリー・チャールズさんや。
で、
やれヒットしたよ、嬉しいなと次に出したシングルが
1979年10月 TREB
109

アイアン・フォー・ジ・アイアン

Iron For The
Iron

http://youtu.be/2Q8hvGTE9_E
だよ。」
「バグルズみたいで素敵だね。」
「B面は

Ball and
Chain
http://youtu.be/wdx0aUN6hM0
ところがこれが一頓挫有りましてこのシングルは発売中止。理由は謎。
同じレコ番号で11月2日に出し直します。
その時の
B面は

Mile
High
http://youtu.be/nixqMtL8Qoo
です。」
「おお、何てB面。」
「なのに全然これがヒットしませんでした。
おかしいじゃんと3枚目のシングルを1980年1月に発売、
TREB
114

ブレーク・イット・トゥー・ミー・ジェントリー
Break It To Me
Gently
http://youtu.be/mKhORExAoyM
B面は

1分前
A Minute Ago
http://youtu.be/kzzYLp6YYr0
です。」
「わ、そりゃエルヴィス・コステロさん。好きですから好きだよ。」
「はい、パンチ・ザ・クロックを先取りしたようなコステロ節です。否定しません。
B面は・・・B面です。定食に味噌汁みたいな。ちょっと煮込んでます。
で、
これがまた全然ヒットせず。おかしいだろそりゃ。と
今度はじゃあお買い得版でって、1980年4月に4曲入りEP発売、
TREBE
501
その名も

The
Planet E.P.
A1: Too
Late
http://youtu.be/FYsirB94tXM
A2:
Lines
B1: Break It To Me Gently
B2: Iron For The
Iron

ここで新しく登場は1曲目の”トゥ・レイト”。これがまた10ccみたいでいいのよ。」
「売れたの?」
「全然。あきまへん。
で、
これら一連の唄は皆、1979年某月某日発売の1stアルバム

Goon Hilly
Down
に収録されてます。
曲目は
A1 Iron For The Iron
A2 Mile High
A3
A Minute Ago
A4 Lines
B1 Break It To Me Gently
B2 Too
Late
B3 Secret
http://youtu.be/1Up5LBxlu9A
B4 Ball And Chain
B5 I'm On
Fire
http://youtu.be/a0IMCPnyEbc
全9曲中7曲をシングル絡みで出しちゃいました。
フリートウッド・マック級ならいざ知らず、無名バンドでは異例のことですわ。
それもこれも・・・・」
「みんなメロ、キャッチーだもんねえ。」
「そうなんですがな。よくぞ言うてくらはりました。
シングルにしたくなりまんがな。こんなPOPじゃあ。」
「でもこうしてドワって聴くと何か妙な後味かも。」
「はいそこです問題は。
確かに、まあ、ポリスはねえ、チンピラ装っていたとは言え、世界を目指すてな雰囲気会ったけど
このプラネッツは、街一番の中華料理屋さんみたいな。」
「油断すると味噌ラーメンに業務用エバラの味噌ラーメンの元、使ってるみたいな。」
「メニュー多いですから。皆さんに喜んでいただきたい一心。
昨今ねえ、
生き残るのは
一流で雑誌に載るような店か、
命かけてますみたいなラーメン専門店か、
安いからOKなチャーン店ばっかで、
一番苦しいのは街の馴染みの中華屋だもんなあ。そうそう値段は下げられないし。」
「おいちゃんみたいなレコ屋さんみたいだね。」
「つまんねえよー、そうゆうのが無い町は。」
(山)2011.10.7
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Goonhilly Down/Spot
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Deaf School資料(英版)
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