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ろっくす超大特選盤


*人生盤です。いまだにこうしてこの時代の音楽を聴いてまだまだ夢中になっているのはこうゆうアルバムが存在しているからです。音楽は音楽ですから今だって出来るはずなんでけどあまりにも環境が変わってしもうた。設備や心も含めて今後こうゆう音楽が登場することはあるのでしょうか。イアン・ゴム氏。英国のパブ・ロック・バンド、ブリンズレイ・シュワルツ第5の男。ニック・ロウ氏に続いてのポップ・マイスター。そのブリンズレイズ解散後、最初は自主制作盤として作られたらしい1stアルバムがこの「サマー・ホリデイ」です。当時私はコステロさんに始まってグラハム・パーカー、ニックさんとスティッフのパワー・ポッパーに大夢中。新譜、新譜と目を皿のようにして張り込みしてたところ、噂を聞いたよ昔の仲間イアンさんのソロが出ると。もう探し回ってありましたパイド・パイパー・ハウスに。けっこう高かったんだけどそこはかねて用意しておりました懐のキンス全て吐き出しそりゃ買ったよ。まー聴きました。我が家のアルバム擦り切れ度ベスト3に入るくらい。こうゆう曲が作りたくて何度も挑戦したけど無理無理。そんなこんなしてたらまだ聴いてましたラジ関の全米TOP40にシングル「ホールド・オン」がチャートイン。びっくりしたなもう。自主制作じゃなかったのかよ。あまりの曲の良さに自然発生的に売れたらしい。ニックさんも「恋する二人」で先にランクインしてたから盛り上がってたのだ、英国パワー・ポップが。もう嬉しくて番組にハガキ出しちゃったよ。読まれちゃった。これまたびっくり。乱文ぶりに恥ずかしかった。とまあ個人的思い出てんこ盛りなんですはい。さて盤はとゆうと。これぞパワー・ポップです。そして最も欲の無い音楽。痛快なのはパブ・ロックの人=渋いつう勝手な思い込み吹き飛ばすすこーんと突き抜けた走りっぷり。地味でも全然無いし。それでいて華美など無縁、必要な音が必要なだけ入ってます。持ち前のチャーミングこの上無い歌とギター、それが抜群の作曲センスに乗せて。むろん捨て曲など一切無し。ほんとにやりたくてやりたくて気持ちがパンパンだったからこそ出来た奇跡の一瞬なのかも。製作はマーティン・ラシェント氏。ストラングラーズそして何よりバズコックスをやった方。普通に録ってるようで音に腰を持たせさらに温度湿度を加えることが出来る人。ゴムさんと相性ピッタシでこの音が無かったらこの盤はここまで素敵になって無かったきっと。手に入れて夢中になった人はみんなこの音楽自分のためだけにやってくれてると思ってるだろうなあ。もちろん私も私のためだけにやってくれてると思ってます。各自、それぞれ、それぞれのゴムさんお持ち帰りになって下さい。一枚一枚手作りで作ってくれてます。もちろんレコード、CDで複製でそんなこたあ不可能なんだけど、音楽ならそれを感じることが可能。ただこんなんなるのは凄く稀有なことかもしれない。ゴム氏にしても運命のいたずらで売れちゃって、その後ちょっとペースが狂って、いや僅かなんだろうけど、このとことん無欲な感触を再現することはしばらく出来ませんでした。その意味でもえらいお宝。大切に大切にこれからも聴かして貰おうと思ってます。うちだけの”サマー・ホリデイ”を(^0^)。

(山)2005.4.25






ホールド・オン
イアン・ゴム
1979/9/1


まったく俺はツイてない、
俺には結局才能が無かったんだ、
いつまでたっても誰も気にしやしない、
もう諦めた、
終わりにしよう、
と思っても
最後の最後、思いの丈を思い切りぶちこんでしたいことをすりゃ、
もしかすると奇跡は起こるかもしれない。
そう思わせてくれた唄です。
実際、
大穴ってもんは出るんだよ
生涯通じてビリのあたりを走ってた馬が、一回だけ何が起こったか勝っちゃったりする。
戦績見て呆れるやら楽しいやら。
買えないけどそんな馬券。
だけどそれはこっちがその仔の地味な奮闘ぶりをしっかり見てきて無かったからかもしれない。
実は走る距離が合わなかったり、芝がいいのにダートばっか走ってたり、
騎手が毎度毎度合わないのに同じ乗り方してたり、体調が悪い時に限って走らされたり、
出るたんび嘘みたいだけど他の馬に邪魔されたり、
そう
ほんとについてなかっただけ。
それでも何の拍子か突然全部噛み合ってうまくいくことも。
それは次のレースかも。



ホールド・オン
HOLD ON
イアン・ゴム
Ian Gomm


時流から外れ売れなくて、だから下町酒場で営業の”パブ・ロック”と呼ばれてた、
それも王者と呼ばれてたイギリスはブリンズレイ・シュワルツとゆうバンドに
しかも途中から加入した人です。
2番目のギタリスト兼2番目歌作り兼2番目歌手。
1番目はバンドのポール・マッカートニー役、かのニック・ロウ兄さん。
ゴムさんもポール・マッカートニー役。
ばちかぶり。
ニック兄貴はシニカル・ポール。
ゴムちゃんはまっつぐポールだったけど。かぶりキャラだけど微妙に違う、
いやほんとは全然違う。
バンドは75年に立派に売れないまま解散、
ニック兄いはパンクの嵐と共にスティッフ・レーベルでハマリにハマッた居場所を見つけ、
成功した。
果てはアメリカでも大ヒット飛ばした。皮肉にもブリンズレイ時代、ゴムちゃんと共作した歌で。
一方、
イアン君は、生まれ故郷ロンドンから離れて家族引き連れて田舎ミッド・ウェールズにお引越し、
自分のスタジオを何とかおったてて、歌を書き、エンジニアリングとプロデュースを学んで、
知り合いの録音を片っ端から手伝う。もちろん自分のデモテープも制作。
してそんな日々も、喧騒のシーンとは裏腹に何が起こるでも無く、
これでもうおしまい、最後だったら、と作ったのが
1stソロアルバム



サマー・ホリデイ
Summer Holiday

1978年。

最後ですから、ジャケなんかもうゆるゆる、家族写真満載だったりして。



パンクもNWもクソもありゃしない。
それでも音はもう、
友情参戦してくれた屈強な仲間の手助けもあり、史上稀なるパワーポップ名作となりました。
発売元は新興インディー、アルビオン。
宣伝する意思も金も無いんで、当然まるで売れず。
かのシングルも出しても出しただけ。
買ったのは
いわゆる好きもの。我が日本にもおったよ。
噂を聞いたパブ・ロック・ファン。
私も駆けずり回りました。売ってるとこ探して。
やっと手に入れて、感涙にむせび、コピーし、聞き取り、盤は磨り減り、
のちにバンドの名前をラバーズホリデイにしちまったほど。
そんなこんなしてたら
突然、奇跡が起こったんです。
ニック兄貴の

恋するふたり

がアメリカで79年夏から大ヒット、チャートをマジで爆進したのを受けて、
ならその共作者のだってとアメリカ・スティッフ/エピック動く。
いくら何でもあのジャケじゃと差し替えてタイトルもアメリカウケするように



Gomm with the wind



はい、くだらねー洒落です。風と共に去りぬとの。
で、もちろんシングル発売。
ダメで元々、予算はかかってない。
そしたら
なんと
当たった。



ニック兄いと同様、カレッジ・チャートから火がつき始め、
79年9月1日に全米チャート81位初登場、
以後71-59-51-42-(10/6)34-26-20-(10/27)18-18-65-(11/17)93位。
何と最高位18位。
せっかくアメリカ発売したんだからと、ダイア・ストレイツのツアーの前座で全米回ってたゴムさん、
ついには単独でツアーすることになり各所でオオウケの事態に。
わたしゃ、チャート入りして目が点、
あり得るかもと思うもそんな夢みたいな、
ラジオ関東全米トップ40に取り乱した歓喜のハガキを送りつけ、
何とそのまま読まれて赤っ恥をかき、
嬉しかったけど

ホールド・オン騒動です。





http://youtu.be/Zs9PZ_g2QAY




僕は悲しみの海で漂っていた
岸に何とか辿り着こうとして
もう長い間・・・
長い間

一番妙な物語を聞いて
そのすべてがどこでうまく行かなくなったか考えて
長い間・・・
長いあいだ

けど
踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

そう
踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

僕は新しい明日を夢見て来た
朝の太陽の下で闊歩することを夢見て来た
もう長い間・・・
長い間

大きく変わる時間など無い
僕は旅をしなければならなかった
イエイ長い間・・・
長いあいだ

けど
踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

そう
踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

頑張るんだ、自分が持っているもののために

ギタア

踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

サックス

踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

サックス

頑張るんだ、自分が持っているもののために

踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

サックス

頑張るんだ、自分が持っているもののために

踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

サックス

頑張るんだ、自分が持っているもののために

踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

サックス

頑張るんだ、自分が持っているもののために

踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

サックス

頑張るんだ、自分が持っているもののために

踏ん張って
続けて
頑張って
自分が得たもののために

サックス

頑張るんだ、自分が持っているもののために・・・



そうなんだよなあ。もうそのまんま。
まんまの心境の歌詞。
かき鳴らすは哀愁のアコ・ギタア。
そりゃもう鳥肌のベースは英国にこの人ありの大売れっ子名手ベーシスト、ハービー・フラワーズ氏。

ついてたのなんの
ここで華麗にサックスを吹いてるは、
あの全米超大ヒット、
ジェリー・ラファティ氏の”霧のベイカー街”
そのヒットの大一因となった名イントロを吹いた
ラファエル・レイヴァンクロフト氏だとゆう。
皆、名は知りおかずとも意識化でこの音色が頭にこびりつき済み、さらなるヒットを呼んだ。

英国盤のB面は



Chicken Run

いかにもシングルB面向けの、
史上最大のチャーミンB面



http://youtu.be/__CYKHFDP_o




同じ列でぐるぐる回って、おんなじ話、おんなじ町で

友達を見れば、ほんの少し、人と話せば、僕は新参者

人から見りゃ僕は楽しくやってると思うだろうけど
誰も知りゃしない僕がビビって逃げ出したい気分だって

逃げ出したい気分

君の廻りにゃおかしな連中、誰も話さない、暇もありゃしない

僕が何かをするとあっちへ行く、僕を呼び止めない、君のことを呼んでも

誰も僕の事を知らない、この町にそれでもいるのに
誰も見ちゃいない、僕がその辺をウロウロしてるのに

逃げ出すんだ

人から見りゃ僕は楽しくやってると思うだろうけど
誰も知りゃしない僕がビビって逃げ出したい気分だって

逃げ出したい気分

僕は逃げ出したい気分

僕は逃げ出したい気分

逃げ出したい気分・・・



歌詞はどこにもありゃしなかったので聞き取りです。
間違ってたらすまぬ。

これもまんま。
生粋の江戸っ子が田舎でどんな風だったかをいかんなく吐露編です。
国は違えどどこでもこんな感じなんだろな。

アメリカ盤のB面は、
アルバム最後の歌となってます



Another Year

http://youtu.be/sPeqG3FG-Tk




僕の夢は全部消えてゆく
次の年に

いつだって永遠だと思っていた
消えていく

僕らはみんな一緒に放浪している
バカみたく変わる天気の中で旅する
いつまでも続くように気を配ってるみたいでも
雨があっとゆうまに降るんだ
天気が永遠に続くよう願っていても

毎日毎日日めくりで進む
次の年に

何度でも繰り返す
けしてはっきりしないんだ
次の年も

夏は長く暑いもの
終わるのを待ってもそれは自然の為す技
僕を別なとこに連れてってくれ
雨が僕のとこで降る
けしてやまない

いつだって恋は素敵だったように思える
次の年のだって

過ちはいつでも運がなかったんだ
それはもうはっきりしないまま

次の年

次の年

次の年



これも聞き取りで訳しました。
実に・・・・

染みる。
泣いたで。
そっくりな歌を作ったこと有り。

ともかく

次の年・・・

いいことあったねえ。
嘘みたいな。

これほどめでたいシングルはロック史上稀なるものです。
今だって充分にめでたい。

大一発大穴です。

(山)2012.1.20

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サマー・ホリデイ

Summer Holiday

ベスト・オブ・イアン・ゴム

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ろっくすゴムちゃんのページ

英語資料

The English translation page : here.

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Hold On
Ian Gomm


I've been drifting on the sea of heartbreak.
Tryin' to get myself ashore.
For so long.
for so long.

Listenin' to the strangest stories.
Wondering where it all went wrong.
For so long, for so long.

But hold on.
hold on hold on.
To what you've got.
So hold on hold on hold on.
To what you've got.

I've been dreaming of a new tomorrow.
And wakin' in the morning sun.
For so long, for so long.

There's no time for revolution.
I've got to be travellin' on.
Here so long, for so long.

But hold on hold on hold on.
To what you've got.
So hold on hold on hold on.
To what you've got.

Hold on to what you've got.

(Instrumental).

Hold on hold on hold on to what you got.
Hold on hold on hold on to what you got.

Hold on to what you've got.
to what you've got.

Hold on hold on hold on to what you got.

Hold on to what you've got, to what you've got.

(Repeat and fade)

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