悪の華 マウンテン 1971/11
ロック!! ハード・ロック!!! 不滅なり!!!!
アメリカン・ハード・ロック王者と言ったら 誰かーーーー? グランド・ファーンク! OKOK。
まだまだーーー。誰かーーーー? 忘れてはいけません、この方たちがおります。
マウンテン!!
昔超有名、今忘却の彼方。 私の洋楽聴き始め以前にスター・バンドで、あまりに人気有ったらしく、その反動で私が知った時には、揶揄の嵐でございました。 やれ遅弾きギタリスト・ナンバー1とか、ダッサダサとか。いけません。そんな先入情報は。 素直な子はあ、そうなんすかと通り過ぎてしまうではありませぬか。 今こそその恨みを晴らす時です。堪能しましょうマウンテン。俺、山だし。 何より引きの情報をのちにゲット。あのマイケル・シェンカー氏のお気に入りナンバー1とな。 マジかよ、月とスッポンじゃん。それはルックスだわ。今はほぼ同じかもしれんが。 マウンテンといやー、ミシシッピ・クイーン。づんどこさー。 だったよな。 違いました。はい。 今頃わかってやんの。すまん。先日100円LPコーナーに入ってましてやっとこれをば買って。
悪の華 〜Flowers of Evil

1971年11月発。A面がスタジオ録音、B面がフィルモア・イーストでのライヴが納められてます。 A面には、単純にずんどこハードロックでは無い、この時期でしか有り得ない混交ロック。 一言で言い表せない丹念に練りこまれたロックが。他に何と申せましょう。 そして歴史は必然です。 ベースのフェリックス・パパラルディ氏といやあ、後に我が国の突端英語ハードロック・バンド、クリエーションと深く関わった方。 彷彿とさせます。特に3曲目”最後の冷たいキッス”。 なるほどーーー。頷き25回。 これクリエーションですって言われましても、「そうなんですか。」と納得しちまうわ。

B面は、ライヴですから、思い切りどすこいハード・ロック炸裂!! さて問題のレズリー・ウエスト巨漢さん。意識に刷り込まれているほど遅弾きか? はい。確かにイングウェイ丸虫君と比べりゃあ速くは弾いてねえけど、これもまた必然だから何の文句があるものか。 速く弾きたいと思った時は速く弾けばよいし、貯めて弾きたいと思えばそう弾けばよい。 当たり前のことだな。 フリーを聴けばそれはとっくにわかっておる。 しっかりと遅く弾くのにもそれはもう技術が必要です。何よりセンスが必要。 だってヘグったら、もう取り返しがつかない。 これっきゃないと言うフレーズで無ければ聴衆は納得しません。 それをばレズリー氏は成し遂げて人気を獲得した。 しかるに キッスのエース・フレーリーちゃん。同じく師と仰ぐと聴き。嗚呼、感じる、その心。 そしてマイケル・シェンカー兄貴。 ど影響受けとるわ。歌中でのフレーズの挟み方、音色、フレーズの持って行き方、 我喜ぶ。 &納得す。
MSGのファンの方々、そないな訳すからよろしかったらどないですか? 共に、嗚呼、そこそこと喜びましょう。 そしてその頃には ミシシッピ・クイーン最高って叫んでるさね。 あの ジョニBグッドと並んで、ベタ過ぎて演奏禁となってます”ロール・オーヴァー・ベートーベン”でさえ、

これが古く聴こえない。
だから日本でも当時シングルヒットしの。最高位10位でっせ。 理屈で無い理由がわかり申した。
(山)2008.12.11
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悪の華(紙ジャケット仕様)
Flowers
of Evil

LESLIE WEST Of MOUNTAIN - Mississippi Queen
http://jp.youtube.com/watch?v=zZEcNpcTwUM
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